イランで実施されているベーシックインカム
　
まずはニュース


 
 
イランでは、過去さまざまな補助金を用意して生活物資を選択的に補助してきた。
ガソリンをはじめ生活物資に細かく補助金を与えてきたのである。
なぜ、そうしてきたかといえば、経済拡大を目指したものであった。
しかし思ったように経済は伸びなかった。調べて見ると無駄遣いが経済の正常な育成を阻むものであると
知った。

そこでイランのアフマニネジャド大統領は立ち上がって、補助金政策を大胆に変更するようにした。
選挙民が喜ぶ政策ではないので売名行為ではないだろう。
（20130616書き込み：大統領が穏健派に代わった。これで米国最大の課題である石油利権の方から戦争回避へ迎えそうでよかったかもしれない）

この大英断は、多くの補助金を撤廃し、国民一人一人に相応の通貨を渡すものであった。
画期的で有った。しかし障害があった。それは所得に応じての配布額であったために窓口で混乱したことである。
一見よさそうであるが、仕分けに大量の公務員が必要となり事務が煩雑化した。
　
そこで、さらなる改革が行われた。
それは、一人当たり３３米ドル換算の紙幣を国民全員に均等額を渡すと言うものである。
これは完全BIという。
　
これにより目に見えて無駄遣いが減ったようだ。
　
なおガスは３倍以上、ガソリン価格は１０倍になったりと混乱が予想された。
物価高騰は６－７０％になると計算したものも居たそうだが、実際に行って見ると
インフレは発生していないそうだ。
　


気ままな父さんのコメント：
・個別の物価高は決して悪い事ではない。毒と言うよりも資源と経済に益になる
・インフレは自然に起きない
・完全BI（ベーシックインカム）は行政コストを下げる。
・本来、市民が持つ通貨発行権を受領したにすぎない。
・完全BIは通貨発行権を市民あ取り返したと言う大きな時代の転換である。
　だから国際金融資本はもっともこれを忌み嫌う。だから執拗にイラン攻撃をうかがう。
　平和裏に進んでもらいたいものだ。
（20130616書き込み：大統領が穏健派に代わった。これで米国最大の課題である石油利権の方から戦争回避へ迎えそうでよかったかもしれない）

[21回]