福島県では、12%も死亡率が上がった
福島県では、12%も死亡率が上がった。-この1年-
福島県では毎月の人口と死者数を発表しています(1)。今年(2012年)2月分の発表が今日(3/23)に福島県のホームページに出ていました(1)。これで1年分(去年3月から今年2月)のデータがそろったので、人口や被災したひとを除いた死者数などを集計しました。なんと、福島県では12%もの死亡率が上昇していました(被災者を除く)。でも、宮城県や東京都では上がっていません(被災者を除く)。
表―1 放射性物質ばら撒き前後での、死亡率の比較(震災犠牲者を除く)
<
★1 データは1年分(3月から翌年2月)
★2 人口及び死者数は(1)(2)(3)よる。
★3 震災犠牲者は、死者・行方不明者を集計、データは(4)による。
また 放射線量の推移が発表されています(1)(5)ので、そこから積算放射線量を計算しました。こんな、グラフができました。
図―1 福島県および近県での死亡率の変動と積算放射線量
①福島県
県庁所在地での積算放射線量 11.38mSv
放射性物質ばらまき後の死亡増加率 12.1%(震災犠牲者を除く)
②東京都
都庁所在地での積算放射線量 0.52mSv
放射性物質ばらまき後の死亡増加率 1.1%(震災犠牲者を除く)
③宮城県
県庁所在地での積算放射線量 0.51mSv
放射性物質ばらまき後の死亡増加率 0.0%(震災犠牲者を除く)
積算線量少ない宮城県では、死亡の増加は認められません。一方、被ばく線量の多い福島県では12%も死亡率が増加しています。
被災地でも積算線量少ない宮城県では、死亡の増加は認められません。一方、被ばく線量の多い福島県では12%も死亡率が増加しています。結論は、一つしかないと思います。
福島第一原子力発電所の放射性物質ばら撒きで、福島県では12%以上も死亡率が上昇
しています。
これをどのように考えればいいのでしょうか?(=^・^=)は、以下のように考えます。
①統計的に差があるかとゆうと明確に差があります。以下に(=^・^=)が有意差検定(統計的に差があるか計算すること)の結果を示します。
表―2 χ自乗検定結果
★1 計算方法は(5)による。
危険率(偶然にデータができてしまう確率)はほんんど「0」です。
②どう解釈するか
以下に、福島県中通地区の月別の放射線量とばら撒き後にどれだけ死亡が増えたかを示します。
★1 放射線量は、各地(福島、郡山、白河)の値を人口を考慮し加重平均
図―2 福島県中通り地方の平均放射線量率と死亡の増加率の推移(震災犠牲者33名を除く)
福島県の中通り(福島県の中部;おおむね新幹線沿線)を選んだのは、海に面していなので、津波被害がないので、集計しやすいので選びました)。空間放射線量率が下がる連れ、死亡率の増加も低下傾向にあります。また、震災を受けた宮城県では死亡率の増加はありません。放射線量に比例して死亡率が増加すると考えれば、いいと思います。
③放射線量に比例して死亡率が増加するメカニズムについて
放射線障害はDNAの損傷で説明されています。老化も同じようにDNA障害の蓄積で説明されています(6)。だったら、この二つは足し算が可能だと思います。放射線でDNAがどれだけ年取ったかを見積もる方法があれば、放射線の影響を明確にできると!
ありました、ある特定の地域(たとえば福島県浜通り地方)で、死亡率が増加したとします。特定の地方で加齢が進めば、加齢が進んだ分だけ、死亡率が増加します。すなわち、放射線は寿命を縮める効果があります。
④ どれだけ寿命を縮めるか、
浜通り地方を例に計算してみました。1年間で
a)積算線量 10.44mSv平均)
b)死亡増加率 12.1%
c)寿命短縮日数 44.3日(366×b)÷100、★今年はうるう年です)
d)積算線量1mSv当たりの寿命短縮日数 4日(c)÷a))
(=^・^=)の結論
1mSvの積算線量(浴びた放射線量の合計)で、4日程度寿命が縮む
<余談1>
(=^・^=)的には、
1)専門用語は避けたつもりですが、入ったりして!
2)計算過程は、ある程度飛ばしています。
3)東京都や宮城県の2月の人口や死者数が入手できたら、数値を書き換えるつもりです。
4)3)もそろったし、説明をは省いた詳細データや計算過程を記載したpdf以下にを作成しました。
http://mikenekotama.web.fc2.com/atomic/data/radio23Apr2012.pdf
暇なら見て下さい。
<余談2>
今日(3/23)に原子力安全委員の大飯原子力発電所に対する審査結果が発表されましした。「地元」のみなさんに(=^・^=)からのお願いです。福島の放射性物質ばら撒きで,健康被害が出ていると(=^・^=)は思います。再稼働の判断をされるなら、考慮してね!
<余談3>
不明な点や疑問な点がありましたら、書き込みをお願いします。
<2012年6月21日追記>
震災関連死を震災犠牲者に含めた場合の表を追加しました。コメントがあったので、説明はコメントを見て下さい。
表―3 放射性物質ばら撒き前後での、死亡率の比較(震災犠牲者・関連死を除く)
※関連死者数は復興庁による(7)。
表―4 このような事態が偶然に生じる確率の計算結果(宮城県―震災関連死を含む)
表―5 このような事態が偶然に生じる確率の計算結果(福島県―震災関連死を含む)
-参考させて頂いたサイト様-
(1)福島県ホームページ
(2)宮城県ホームページ Miyagi Prefectural Government
(3)>東京都の人口(推計)
(4)東日本大震災 - Wikipedia
(5)カイ二乗検定
(6)3 放射線と健康
★(=^・^=)サイトです。引用先が18件もあるので、ここをリファレスにしました。
(7)資料3】東日本大震災における震災関連死の死者数
表―1 放射性物質ばら撒き前後での、死亡率の比較(震災犠牲者を除く)
<
★1 データは1年分(3月から翌年2月)
★2 人口及び死者数は(1)(2)(3)よる。
★3 震災犠牲者は、死者・行方不明者を集計、データは(4)による。
また 放射線量の推移が発表されています(1)(5)ので、そこから積算放射線量を計算しました。こんな、グラフができました。
図―1 福島県および近県での死亡率の変動と積算放射線量
①福島県
県庁所在地での積算放射線量 11.38mSv
放射性物質ばらまき後の死亡増加率 12.1%(震災犠牲者を除く)
②東京都
都庁所在地での積算放射線量 0.52mSv
放射性物質ばらまき後の死亡増加率 1.1%(震災犠牲者を除く)
③宮城県
県庁所在地での積算放射線量 0.51mSv
放射性物質ばらまき後の死亡増加率 0.0%(震災犠牲者を除く)
積算線量少ない宮城県では、死亡の増加は認められません。一方、被ばく線量の多い福島県では12%も死亡率が増加しています。
被災地でも積算線量少ない宮城県では、死亡の増加は認められません。一方、被ばく線量の多い福島県では12%も死亡率が増加しています。結論は、一つしかないと思います。
福島第一原子力発電所の放射性物質ばら撒きで、福島県では12%以上も死亡率が上昇
しています。
これをどのように考えればいいのでしょうか?(=^・^=)は、以下のように考えます。
①統計的に差があるかとゆうと明確に差があります。以下に(=^・^=)が有意差検定(統計的に差があるか計算すること)の結果を示します。
表―2 χ自乗検定結果
★1 計算方法は(5)による。
危険率(偶然にデータができてしまう確率)はほんんど「0」です。
②どう解釈するか
以下に、福島県中通地区の月別の放射線量とばら撒き後にどれだけ死亡が増えたかを示します。
★1 放射線量は、各地(福島、郡山、白河)の値を人口を考慮し加重平均
図―2 福島県中通り地方の平均放射線量率と死亡の増加率の推移(震災犠牲者33名を除く)
福島県の中通り(福島県の中部;おおむね新幹線沿線)を選んだのは、海に面していなので、津波被害がないので、集計しやすいので選びました)。空間放射線量率が下がる連れ、死亡率の増加も低下傾向にあります。また、震災を受けた宮城県では死亡率の増加はありません。放射線量に比例して死亡率が増加すると考えれば、いいと思います。
③放射線量に比例して死亡率が増加するメカニズムについて
放射線障害はDNAの損傷で説明されています。老化も同じようにDNA障害の蓄積で説明されています(6)。だったら、この二つは足し算が可能だと思います。放射線でDNAがどれだけ年取ったかを見積もる方法があれば、放射線の影響を明確にできると!
ありました、ある特定の地域(たとえば福島県浜通り地方)で、死亡率が増加したとします。特定の地方で加齢が進めば、加齢が進んだ分だけ、死亡率が増加します。すなわち、放射線は寿命を縮める効果があります。
④ どれだけ寿命を縮めるか、
浜通り地方を例に計算してみました。1年間で
a)積算線量 10.44mSv平均)
b)死亡増加率 12.1%
c)寿命短縮日数 44.3日(366×b)÷100、★今年はうるう年です)
d)積算線量1mSv当たりの寿命短縮日数 4日(c)÷a))
(=^・^=)の結論
1mSvの積算線量(浴びた放射線量の合計)で、4日程度寿命が縮む
<余談1>
(=^・^=)的には、
1)専門用語は避けたつもりですが、入ったりして!
2)計算過程は、ある程度飛ばしています。
3)東京都や宮城県の2月の人口や死者数が入手できたら、数値を書き換えるつもりです。
4)3)もそろったし、説明をは省いた詳細データや計算過程を記載したpdf以下にを作成しました。
http://mikenekotama.web.fc2.com/atomic/data/radio23Apr2012.pdf
暇なら見て下さい。
<余談2>
今日(3/23)に原子力安全委員の大飯原子力発電所に対する審査結果が発表されましした。「地元」のみなさんに(=^・^=)からのお願いです。福島の放射性物質ばら撒きで,健康被害が出ていると(=^・^=)は思います。再稼働の判断をされるなら、考慮してね!
<余談3>
不明な点や疑問な点がありましたら、書き込みをお願いします。
<2012年6月21日追記>
震災関連死を震災犠牲者に含めた場合の表を追加しました。コメントがあったので、説明はコメントを見て下さい。
表―3 放射性物質ばら撒き前後での、死亡率の比較(震災犠牲者・関連死を除く)
※関連死者数は復興庁による(7)。
表―4 このような事態が偶然に生じる確率の計算結果(宮城県―震災関連死を含む)
表―5 このような事態が偶然に生じる確率の計算結果(福島県―震災関連死を含む)
-参考させて頂いたサイト様-
(1)福島県ホームページ
(2)宮城県ホームページ Miyagi Prefectural Government
(3)>東京都の人口(推計)
(4)東日本大震災 - Wikipedia
(5)カイ二乗検定
(6)3 放射線と健康
★(=^・^=)サイトです。引用先が18件もあるので、ここをリファレスにしました。
(7)資料3】東日本大震災における震災関連死の死者数
以上は「めげ猫「タマ」の日記」より
統計的にも放射能汚染による死亡率の上昇が確認できます。今後益々歴然となることでしょう。 以上
「放射能汚染対策」カテゴリの記事
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